リモートでの勤務を認める企業も多くなってきた昨今、空いた時間を使って自宅にいながら副業を始めたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
「自宅でできる副業ってどんなものがあるの?」
「資格や経験はないけど副業を始めたい」
そんな方のために、資格や経験がなくとも自宅にいながら始められる内職をご紹介いたします!
メリット・デメリット、実際に内職をしている人の声もまとめているので、ご自身に合った内職を探してみてください。
在宅でできる内職はどんな種類がある?
内職といってもさまざまな種類があります。中にはある程度の経験が必要なものや、パソコンスキルが求められるものもあります。内職を副業として続けていくためには、自分にとって無理のないものを見つけることがポイントです。
今回は、手軽に始めることができる手作業系の内職をいくつかご紹介していきます。
値札つけ
値札つけは、靴下などの小物類に値札を取りつけたり、値札の糸を結んだりする作業です。また、値札の印字に誤字など間違いがないか、確認することも作業に含まれる場合もあります。
基本的に大きなカバンや衣類を扱うことはないため、場所を取らずに始めることができます。単純作業になるので、すぐに慣れるのも特徴です。
作業する際は直接商品に触れるため、汚したり壊したりしないよう丁寧に扱うようにしましょう。
シール貼り
内職の定番ともいえるシール貼りは、商品のバーコードやダイレクトメッセージの宛先など決められた場所にシールを貼っていく作業です。
こちらも単純作業ではありますが、貼りづらい場所や細かい位置に正確に貼る場合もあるため、ある程度手先の器用さが必要になってきます。
基本的に報酬単価は低めですが、専用の道具を使うような細かく複雑な作業の場合には単価が高くなる場合もあります。
袋詰め・梱包・封入
お菓子や雑貨類の梱包、カタログの封入など納品物を詰める作業です。
クライアントによって作業内容に大きく幅がありますが、仕事によっては自分の好きなものに携わることができます。ガチャガチャのカプセルへの景品詰めや、おもちゃの袋詰めといった作業もあるため、他の軽作業に比べて飽きづらいのも特徴です。
納品物によっては重いものや複雑な物があり、報酬単価も高くなります。そのため報酬単価の高い仕事では、場所を広く確保する必要が出てくるので覚えておきましょう。
部品の組み立て
自動車や電化製品などの精密部品を検査したり、組み立てたりする作業です。細かく繊細な作業を要することが多いので、丁寧さと集中力が要求されます。
ひとつひとつの単価は低いですが、効率の良いやり方を見つけるたら、同じ時間でより多くの部品をさばけるようになるため、自分なりに改善して行くと収入をあげることができます。ものづくりに携わることができるので、コツコツ何か作るのが好きな方におすすめです。
内職と在宅ワークはどう違う?
「内職」と同様に自宅でできる副業として「在宅ワーク」があります。
一見同じ言葉のように感じますが、実はこの2つの副業には違いがあるんです。それぞれに特徴があるため、副業を検討されているみなさんはこの2つの違いをしっかりと把握して、自分にあった自宅でできる副業を見つけましょう。
在宅ワークはパソコン作業、内職は手作業が多い
在宅ワークとはWebライティングやテータ入力など、主にパソコンを使った作業を指すことが多いです。こちらは内職に比べてある程度スキルが求められたり、単価をあげるためには経験が必要になります。既にパソコンを使い慣れている人は在宅ワークを検討するのも良いでしょう。
一方で内職はこれまで紹介した通り、主に手作業の仕事のことを指します。コツコツと作業する仕事が多いですが、誰でもすぐに始めることができます。また、「パソコンは得意ではないけど手先は器用」のような自分の長所を活かせるのも特徴です。
内職は最低賃金が決められていて安心
内職を始める場合は会社に雇用され、労働者として最低賃金が保証された状態で仕事をすることができます。クライアントによってさまざまですが、納品物に対して給与として月1回や週1回報酬が支払われるため、安心して仕事に取り組むことができます。
一方で在宅ワークで仕事をする場合は個人事業主として、クライアントに報酬を依頼する必要があり、最低賃金は保証されていません。その分スキルや経験に応じて、内職に比べて高い単価で仕事を受けられる場合もあります。
内職の時給・勤務時間は?
これまで紹介してきましたが、内職の作業単価は単純作業である分、高くないことがほとんどです。最低賃金が保証されてはいるものの、納品物1つあたり1円未満という仕事が多くあります。時給換算で約200円から600円くらいが相場です。メインの収入源にするのは難しいため、少しでも空いた時間で稼ぐための手段として考えるのが良いでしょう。
また、内職の勤務時間は特に定められてはいませんが、多くの人が昼間の家事の合間などに作業します。仕事内容によって幅はなりますが、4〜6時間未満の勤務時間で働く場合が多いです。あくまで目安なので、健康面も考慮して無理のない範囲で作業をしましょう。
内職のメリット・デメリットは?
内職のメリットは、やはり在宅で作業ができることです。自宅で作業できることで、家事や育児のスキマ時間を活用できたり、仕事をしながら家族との時間を確保しやすいというのは大きなメリットでしょう。また、作業をした分が収入になるため、納期はあるものの無理のない範囲で副業ができるのも魅力です。
一方で、デメリットは単純作業かつ報酬単価が低いことです。せっかく仕事を始められても飽きてしまって仕事が続かない場合もあります。作業に飽きないような工夫や、効率よく作業を進める改善を自分なりにしていく必要があるでしょう。
実際内職してみた人はどう感じている?
実際に内職をしてみた人の中で、「楽だった」と感じた人と「辛かった」と感じた人の割合は半々くらいです。「楽だった」と感じた人は単純作業が好きであったり、1人での作業を好む傾向にありました。一方で「辛かった」人は、単純作業で報酬単価が低いことが苦に感じるという声が聞かれました。
また、一部在宅で完結しない作業があり、思った条件と違っていたという場合もあるようです。実際に内職を探す場合は、募集要項をしっかり確認し、クライアントにも自分の希望と相違がないか確認するようにしましょう。
まとめ:内職はこんな人におすすめ
経験者の声も踏まえると、「単純作業が苦にならない」「空いた時間を活かして少しでも稼ぎたい」という人に内職はおすすめです。大きな稼ぎにするのは難しいですが、自分の生活の中のスキマ時間をうまく活用し、コツコツ作業すれば手軽に収入を増やすことができるでしょう。
内職をする上大切なのは、自分の無理のない範囲でできる仕事を見つけてあげることです。手軽に始められるとはいえ、ストレスになったり、めんどくさくなってしまったら元も子もありません。自分の特性を踏まえて、今回紹介した内職を参考に始められそうなものから挑戦してみてください。