VISIONの解像度が高い方に人は進んで行く

今回は『VISION』について、話します。皆さんはどのような印象を持っていますか?
ビックワードなので、「夢」と同じに思われる事があります。

 

私は、普段スタートアップのコーポレート・アイデンディティ策定をメインにしておりますが、よく勘違いされるのが「VISION=キレイな言葉」ということです。

 

もちろん、アウトプットは「言葉」となりますが、本質的には『VISION=映像=実際に目に見える風景』です。
それを言葉としてアウトプットしているだけです。

 

例えば、下の2つの道があるとしたら、どちらに進みたいと思いますか?

 

 

左の道は、「この先はすごい良いですよ」と言われても、具体的な事がわかりません。
右の道は、解像度が高い状態なので、「この道をまっすぐ歩いていくと、みんな豊かになれる場所がありますよ。」と言われたら、多くの人が、右側の道を選ぶと思います。これは企業でも同じことです。

 

「VISIONの解像度が低い=将来がぼんやりしている企業」
『VISIONの解像度が高い=将来が明確になっている企業』

 

どちらが良いかと選択肢を出されたら、後者を選ぶ確立が高いでしょう。

 

例えば、イーロンマスクさんの「火星移住計画」をご覧ください。

 

火星に降り立った人類 Image Credit: SpaceX

 

火星に行くだけだと夢物語りかもしれませんが、計画が具体的かつ現実的なので、これは実現できるんじゃないかと思えるのです。

 

“イーロン・マスクの「火星移住計画」の全貌が明らかに。2020年代には1人2000万円で火星に!?
まず水を電気分解して水素と酸素を取り出し、そのうち水素を二酸化炭素と反応させることで水とメタンが得られる(これをサバティエ反応という)。そしてそのメタンと、電気分解で得られた酸素を、火星から帰還するためのロケットの推進剤に使用する。またサバティエ反応のもう一つの生成物である水も電気分解して水素と酸素に分ければ、無駄のない推進剤生成サイクルを成立させることができる。”

https://hbol.jp/112020

 

皆さんに伝えたい事は、VISIONは夢やキレイ事ではなく、実現した社会の映像だということです。
それくらいの解像度にする事によって、社員ももちろん、社会や世界も応援してくれるようになります。

 

 

編集:WORK COMPASS

 

整備士プロフィール

チカイケ秀夫
PERSONAL VENTURE CAPITAL.LLC CEO
日本初のブランディングを通してスタートアップを支援するベンチャーキャピタル。20代はWEB系デザイナーにはじまり、ディレクターから、一部上場IT企業グループ、複数のベンチャー立ち上げに携わる。上場企業の理念策定や、代表直下プロジェクトマネージメントとブランディングを経験し、スタートアップに特化したブランディング起業。現在は、スタートアップに特化した企業のブランディング・パートナー/社外CBO(最高ブランディング責任者)として10社〜15社との関係性を持つ。

 

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