フリーランスで稼げる仕事25選

現代の日本では、企業に所属する雇用型の働き方と企業に所属せずに個人で仕事をしているフリーランスの働き方の2つがあります。終身雇用が崩れた日本では、自分の力で稼いで生きたい志向が高まりフリーランスでの働き方にシフトする方が増えています。この記事では、フリーランスで稼げる仕事を25選紹介します。

 

フリーランスの働き方

フリーランスは、特定の企業に所属せずに仕事の案件ごとに契約をして業務を遂行して報酬を稼いでいく働き方です。そのため案件を請け負うだけの実績やスキルが必要で、その仕事のプロである必要があります。

会社員よりも自由度は高いですが、仕事上の責任は自分で背負うことになります。また、仕事を獲得するための人脈づくりや事務作業も全て自分で行うため業務負荷も大きいですが、会社員よりも大きく稼げる可能性を持った働き方でもあります。

 

フリーランスでどれくらい稼げる?

フリーランスとして稼ぐことができる収入は、取り組んでいる業務や自身の持つスキルや実績・人脈で大きな差が出ます。稼げる方は月に100万円以上稼ぐ方もいれば、アルバイトを掛け持ちしないと生活費を工面できない方もいます。

フリーランスで大きく稼ぐには、努力することは当然のことであり人脈を築き上げながら結果を出すことが必要になります。

 

フリーランスの仕事25選

フリーランスとしてできる仕事は多くあります。ここでは、ジャンル別にフリーランスの代表的なお仕事を紹介します。ここで紹介するフリーランスのお仕事は、安定すれば平均年収400万円から500万円のお仕事が多く、年収1000万円以上も目指すことが可能です。

  

IT系

IT系のお仕事は、未経験でも始めることが出来るお仕事もありますが、その多くは会社勤務を経て経験と実績を積んでからフリーランスとして独立するパターンが主流です。ここでは、IT系のお仕事について紹介します。

   

Webエンジニア

Webエンジニアは、PCサイトやモバイルサイトなどの設計・開発・運用・保守などを行うお仕事です。幅広いスキルが必要ですが、スクールや独学で学んでからフリーランスとして活動する方もいらっしゃいます。

しかし、使えるスキルを身に付けていないと安定して稼ぐことは厳しくなりますので、まずは副業レベルから取り組んでからフリーランスとして独立する方が多いです。

   

Webデザイナー

Webデザイナーは、クライアントから依頼を受けたWebサイトのデザインをするお仕事です。Webデザイナーには、デザインの基礎を抑えていることはもちろんですが、クライアントの要望を聞き取るコミュニケーション能力とデザインするために使用するデザインソフトを使いこなす能力が必須です。

フリーランス専門のエージェントサービスやクラウドソーシングで多くの案件がありますので、独学やスクールで学んだ人でもWebデザイナーの仕事を始めることができます。

   

Webディレクター

Webディレクターは、Webコンテンツ制作のクオリティと納期を監督する責任のあるお仕事です。全体の責任者として、人材が不足している部分などは自分で制作するなど幅広いスキルが必要ですが、負担が大きい分案件報酬も高くなっています。

しかし、フリーランスのWebディレクターが仕事を獲得するためには、過去の実績が重要になり、実績が少ないと仕事を受注することが厳しくなります。まずは、会社に所属してから経験と実績を積んでから独立を考えましょう。

   

システムエンジニア

システムエンジニアのフリーランスは、システム構築の上流部分を任されることが多く、他のメンバーとコミュニケーションを測りながら進めていくので、在宅よりも企業に常駐や出向する働き方が多いです。

また、フリーランスでシステムエンジニアををされている方の多くは、企業に所属して経験を積んでから独立されている方が多いです。フリーランス専門のエージェントサービスで案件を探せるので、未経験でも仕事はできますが、安定して稼ぐことは厳しく、企業に所属してからの独立をおすすめします。

   

アプリエンジニア

アプリエンジニアとは、その名の通りアプリケーションを作る仕事で、アプリのシステム設計・プログラム開発・アプリの動作テストを行います。近年はスマホの普及でアプリエンジニアの需要が高くなっています。アプリの種類には、スマホアプリ以外にも業務用アプリやWebアプリなどがあります。

人手不足で需要が高く未経験でも始めることができますが、プログラミング言語を習得することが必須ですので、スクールで学ぶなどある程度の学習時間が必要になります。

   

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、業務システムやアプリなどのIT基盤を整備してインフラ環境を整えるお仕事です。インフラエンジニアは、ネットワークやサーバー全般のスキルと、クライアントとのやりとりが多くコミュニケーション能力必須です。

インフラエンジニアは、常駐案件が多く案件の期間が長くなることが多いです。よって、業界経験を最低でも3年以上積んでからでないと、フリーランスのインフラエンジニアとして仕事を獲得することは厳しいでしょう。

   

ITサポート

ITサポートは、IT商品の技術的な問い合わせに対応するお仕事です。問い合わせ対応の方法としては、電話やメールでの対応が多いですが場合によっては、クライアントの元へ出向くこともあります。

ITサポートには、製品に対する知識や技術はもちろんのこと、クライアントとのコミュニケーション能力やクレーム対応などの忍耐力や応用力が必要になります。

   

ITコンサルタント

企業のIT戦略や導入支援を行うのが、ITコンサルタントです。ITコンサルタントには、幅広い知識と経験が求められますが、その分報酬も高めなことが多く会社勤務からフリーランスへ独立しやすいお仕事です。

未経験者がITコンサルタントを目指す場合には、企業に所属して経験を積みましょう。理由としては、ITコンサルタントは、会社員時代の人脈を活用して案件を獲得することが多くなっているからです。

   

プロジェクトマネジャー・PMO

プロジェクトマネージャーとPMOは、両者ともプロジェクトを管理するお仕事です。プロジェクトマネージャーは、「プロジェクトの意思決定をしてメンバーを指揮する人」であり、PMOは「プロジェクトを支える立場の人」となります。

両者とも高い実務能力が必要で、企業に常駐して業務を行うことが多く、長時間拘束されることもあります。コンサルタントフォームや企業に所属して経験を積んでから独立しましょう。

  

PR/HR系

PRとは、商品やサービスを広報活動することによりアピールすることです。一方、HR(Human Resources)とは、人事や人材に関するお仕事です。ここでは、PRやHRに関連したお仕事を紹介します。

   

マーケター

マーケターとは、クライアントの求めるマーケティング戦略を考え、実行するお仕事で近年は、SNSやSEOを意識したWeb上でのマーケティングが主流となっています。マーケターには、実務経験が必要で未経験から始める場合は、スクールで学んで企業に所属して実務経験を積んでから独立するという流れが望ましいです。

案件は、フリーランス専門のエージェントサービスを利用する他に、クライアントの目に留まるようなブログやSNSを投稿して営業をかける方法があります。

   

PRコンサルタント

PRコンサルタントとは、クライアントが提供する商品やサービスのPR活動をするお仕事です。クライアントとの打合せやテレビ局や出版社などへの営業活動をすることから、経験や知識だけでなくコミュニケーション能力が重視されます。

人手不足のためPR活動を外部委託している企業は多く、フリーランスのPRコンサルタントの需要は高くなっています。未経験者でもPRと広報の知識を学んでいけば単価は低いですが、案件を受注しながら経験を積むことができ高い報酬を受注するためのプロセスを踏むことができます。

   

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは2016年に創設された国家資格で、その人に適した職業選択や能力開発を行うお仕事です。キャリアコンサルタントは、企業の人事・学校の就職担当・人材派遣会社・公的就業支援期間など幅広い業界で必要とされています。

キャリアコンサルタントになるには、国家試験を合格する必要がありますが、合格率は50%を超えていて難易度は高くはありません。フリーランスとして活動する場合は、過去の経験や人脈を上手く活用した展開する必要があります。

   

組織コンサルタント

組織コンサルタントは、クライアントの人事評価制度の構築や組織改革を行うなどの人事全般の課題を解決するお仕事です。人手不足でも業務効率を上げたい企業の依頼も多く、需要が高まっています。

組織コンサルタントの仕事は、コンサルタント専用の案件サイトで探すことができますが、経験と実績がないと受注することは厳しいです。まずは、企業で実績と経験を積んでから自分のポートフォリオを築いていきましょう。

  

アーティスト系

フリーランスのお仕事には、アーティスト系のお仕事もあります。ここでは、アーティスト系のお仕事について紹介します。

   

モデル

モデル業は、事務所に所属しているモデルと案件ごとに応募して仕事を獲得していくフリーランスモデルがあります。フリーランスモデルは、案件ごとにオーディションに合格する必要があり、知名度と実績があれば仕事を獲得できますが、駆け出しの頃は厳しいです。

まずは、事務所やスクールに所属して実績を作ってからフリーランスとして独立するモデルの方が多いです。モデルには様々な種類があり、雑誌モデル・ファッションモデル・絵画モデル・手や足など体の一部分だけのパーツモデルなどがあります。

   

音楽家

音楽家のお仕事は、ライブ活動などの演奏・レッスン・作詞作曲・プロデュースなど多岐にわたります。全般的に活動されている方もいてCD販売などをすることができれば、売れる度に印税収入が入ってくるなど資産化することもできます。

フリーランスの音楽家は、知名度や突出した実績がなければ案件を獲得することはカンタンではありません。しかし、最近はSNSでクライアントを獲得していく方法が主流になっていて、クライアントを探しやすくなっています。

   

ダンサー

ダンサーには、ミュージカルダンサー・バックダンサー・クラシックダンサー・社交ダンス・民謡舞踊など数多くあり、それぞれ踊りが異なります。ダンサーの働き方は、自らがパフォーマンスする方法と講師として指導する方法があります。

フリーランスのダンサーは、強い人脈がなければオーディションを受けて仕事を獲得していくことになります。オーディションには、書類審査があり、過去の実績がアピール材料になりますので、実績を積み上げていく必要があります。

   

インフルエンサー・YouTuber

インフルエンサーとは、世間に与える影響が大きい行動を行う人物という意味です。インフルエンサーの基準は、自身が発信しているSNSのフォロワー数であり、YouTuberならばチャンネル登録者数です。

どちらも投稿するSNSや動画の広告収入で稼ぐため、自身を応援してくれるファンの数が多いほど収入が上がります。10万人以上のファンの支持を得ている一般の方もいらっしゃるので、工夫次第では、初心者でも大きく稼ぐことができるお仕事といえます。

   

漫画家

漫画家は漫画誌以外にも、最近はWEBやSNS上での漫画コンテンツの需要が高くなっていて、初心者でも制作物を投稿できるサイトもあり挑戦しやすい環境になっています。自分の漫画がヒットすれば、アニメ化などの二次コンテンツ化されたりして大きな報酬を得ることも可能です。

しかし、競争が激しく稼げている漫画家はごく一部であり、ほとんどの漫画家は満足な稼ぎを生み出すことができません。成功すれば大きいですが、成功しない可能性も高くそれでも諦めずに描き続けることができる人でないと、漫画家を続けていくことは難しいです。

   

放送作家

放送作家は、テレビやラジオまたはネット動画などの構成を考える仕事です。放送作家に求められるのは面白い番組を作れることです。面白いアイディアを生み出す発想力と面白さを見つける観察力があれば、資格は特に必要なくどんな職種の人でも目指すことができます。

仕事を獲得するためには制作会社に企画を持ち込むのですが、多少なりともコネがあれば有利なります。放送作家として独立する前に、制作会社で働くなど人脈を構築しておきましょう。

  

クリエイティブ系

広告や出版物など制作工程を経て作品を作りあげていくクリエイティブ系のフリーランスも多いです。ここでは、クリエイティブ系のお仕事について紹介します。

   

イラストレーター

イラストレーターは、広告や企業のロゴやキャラクターなどのイラストを描くお仕事です。手書きのお仕事もありますが、近年はパソコンで制作することが多く、画像処理のスキルも必要になります。

イラストレーターに求められることは、確かなイラストスキルとセンスと個性ですので、未経験者からでもフリーランスとして仕事を受注できます。また、クライアントを獲得するために、魅力的なポートフォリオを作っていく必要があります。

   

カメラマン

カメラマンは、年齢や経験ではなく実力が重視される職業です。よって、未経験者でも独学やスクールで学び実力をつければ稼ぐことができます。一言でカメラマンといってもカメラマンの種類は多いです。

代表的なもので、出版物や広告のカメラマンや報道カメラマン、スポーツカメラマン、芸術カメラマンが挙げられます。フリーランスのカメラマンは、企業と委託契約をして活動することがほとんどで、企業への営業力も必要になります。

   

動画編集者

YouTubeの市場規模が大きくなっている中、動画編集のお仕事の需要が高まっていてフリーランスの動画編集者が増えています。動画編集者は視聴数が伸びる動画にするために、テロップ挿入・BGM選定・カット割などを行い編集センスが求められます。

会社に所属して経験を積んでから独立する方法もありますが、独学やスクールで動画編集を学んでフリーランスになる人も多いです。動画編集の仕事は、クラウドソーシングやスキルシェアで案件を受注して経験を積んでいくことをおすすめします。

   

Webライター

Webライターは、インターネット上に掲載するまとめサイトや依頼に沿った記事の執筆をするお仕事です。報酬は文字単価×文字数×執筆本数で決まるため、執筆すればするほど稼ぐことができます。

しかし、執筆できる文字数や本数には限界がありますので、収入を増やすには実績を積んで文字単価を上げる必要があります。Webライターのお仕事するには、企業と直接契約をする方法とクラウドソーシングを利用しての案件を獲得していく方法があります。

   

コピーライター

コピーライターは、商品やサービスのメディア広告に載せて消費者の購買意欲が高まるようなキャッチコピーを作るお仕事です。広告代理店や出版社でマーケティング能力や人脈を構築してから独立して、フリーランスのコピーライターになることが多いです。

クライアントの意向を汲み取るなどのコミュニケーション能力も必要となり、広告制作の現場経験を積んでいないと案件も獲得することが難しいです。

   

クリエイティブディレクター

クリエイティブディレクターは、広告やイベントなどの企画から制作までプロジェクトを統括する責任者です。クリエイティブディレクターは、広範囲の知識と経験が求められるため、クリエイティブ系の会社に勤務して現場を経験することから始まります。

仕事を獲得するには、クライアントから依頼がくるようなポートフォリオが必要です。業務範囲が広く責任の大きいお仕事ですが、フリーランスのクリエイティブディレクターの方で、年収1000万円以上の方もいて、知名度と実力があれば大きく稼げるお仕事です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?フリーランスは、仕事を獲得する営業力がなければ仕事をすることもできません。また会社員よりも自由が効く反面、責任を一身に背負うことになります。

しかし、結果を出せれば大きな収入を稼ぐことができ、会社員時代を超えることも可能です。自分の力で稼いで生きていきたいという気持ちがある方は、フリーランスを目指してみてはいかがでしょうか。