ハイクラス向け転職サイトおすすめ10選

「これまでのキャリアを生かしてさらに上のステージを目指したい」と転職を考える人は多いでしょう。中でも、現状がすでにハイキャリアの人にとっては、さらなるキャリアアップを目指す転職は厳しいものに思えるかもしれませんね。
ところが、近年、転職に慎重になっているハイキャリア層が増える一方で、ハイキャリア人材を求める企業側のニーズは高まりを見せており、実はハイクラス層の転職は今がチャンスといわれています。
ハイクラスの求人は、業務内容が企業戦略に関わるなどデリケートなことが多いために、オープンにされにくいのが特徴です。ハイクラス向けに特化した転職サイトを上手に活用して転職活動を行うことが成功の秘訣でしょう。
そこで本記事では、ハイクラス向けのおすすめ転職サイトを10選に加え、若手ハイキャリアにおすすめの転職エージェントまで紹介します。
自分に合ったサイトを見つけ、さらなるキャリアアップを目指しましょう。

 

エグゼクティブ・ハイキャリアにおすすめの転職エージェント


「転職エージェント」とは、専任のキャリアコンサルタントが転職の相談からマッチング、アフターフォローまでサポートしてくれる人材紹介サービスです。 “非公開求人(会員しか閲覧できない求人)”も多いため、転職エージェントの活用が転職成功のカギを握っているといっても過言ではありません。
ここでは、中でもエグゼクティブ・ハイキャリアに強い転職エージェントを紹介します。希望する転職スタイルとマッチするものを選ぶとよいでしょう。
  

ヘッドハンティングを待つなら

中長期的にじっくり転職先を選びたい人は、ベッドハンティング型転職エージェントに登録し、ヘッドハンティングを待つのがおすすめです。本当に欲しがってくれる企業のみと交渉できるため、ミスマッチングも少なく効率的な方法でしょう。
   

ビズリーチ

「ビズリーチ」は、ミドルマネジメント層やエクゼクティブ層に特化したヘッドハンティング型転職エージェントです。
求人数はそれほど多くはないものの、ハイクラスで高年収の求人が多いのが特徴です。
特筆すべきは、有料会員登録サービスを導入している点でしょう。
検索などの基本的なサービスは無料で利用できますが、応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料登録が必要です。有料である分、質の高い求人が揃っている自信の表れでもあり、本気でハイクラス転職を考えている場合にはぜひ登録しておきたいエージェントといえるでしょう。

   

キャリアカーバー

「キャリアカーバー」は、国内の人材業界最大手リクルートホールディングスが運営するヘッドハンティング型転職エージェントです。
大手企業からの信頼も厚く、「キャリアカーバーをメインに利用している」という企業も多いため、求人の質の高さに定評があります。案件数も豊富で、業界に精通したヘッドハンターを多く抱えているのが特長です。
無料で登録できるため、前述のビズリーチと併せて登録してヘッドハンティングを待つとチャンスが広がるでしょう。
  

求人数の多さで選ぶなら

すぐに転職したい人には、ヘッドハンティングを待つより、より多くの求人案件にスピーディに出会えるスタイルのほうが適しているでしょう。
求人数が減っているコロナ禍においては、いかに多くの求人情報を得られるかは重要なポイントになっています。より多くの選択肢を手に入れるためにも、積極的に案件チェックをしておきたいところです。
   

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、前述のキャリアカーバー同様、国内の人材業界最大手リクルートホールディングスが運営する転職エージェントで、国内№1の求人数と実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントでは、一般的な転職をメインに扱ってはいますが、年収650万円以上を希望する登録会員には、ハイクラス転職に特化した「エクゼクティブエージェント」が担当するシステムになっています。
管理職系の求人案件も豊富なので、登録しておいて損はないでしょう。
   

パソナキャリア

「パソナキャリア」は、キャリアコンサルタントが親身だと評判で、人気の高い転職エージェントです。業界や職種別にチーム体制を整え、各分野に精通したキャリアアドバイザーによるサポートを行っています。
大都市圏(東京、名古屋、大阪)を中心に求人数も豊富で、近年は管理部門・マネジメント職の転職にも力を入れています。
利用者の年収アップ率は67.1%と高く、キャリアアップに成功する人が多いのはこれから転職を考えている人にとって非常に魅力的ですね。

   

doda

リクルートエージェントに次いで、国内第2位の規模を誇る「doda」は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する転職エージェントです。
最大の特長は、利用者一名に対して、担当者が二名(キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当者)がつく点でしょう。
キャリアアドバイザーがキャリア全体の相談から利用者の未来を見据えたキャリアまでをサポートし、採用プロジェクト担当者は人事担当者目線で実践的なアドバイスを行います。
自分から企業へ直接応募できるのはもちろんですが、高機能なスカウトサービスもあるため、担当者と相談しながら柔軟に転職活動が行えるハイブリッド型転職エージェントともいえるでしょう。
  

外資・グローバルに特化するなら

世界規模で事業を展開する企業への転職を考えている場合は、外資・グローバルに特化した転職エージェントを選択する必要があります。外資・グローバル企業には、日系企業と異なる採用ポイントや人材ニーズがあるためです。
グローバルな環境で働きたい人は、ここで紹介する転職エージェントもおさえておきましょう。
   

ランスタッド

「ランスタッド」は、オランダに本社を置き、人材派遣をメインに世界39カ国でビジネスを展開する、世界最大級の外資系転職エージェントです。
4,500以上の拠点を持ち、世界各国で人材サービスを展開しているため、外資企業との強いパイプを数多く持っています。年収800万円以上の求人が全体の約半数を占めており、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見られるなど、非公開案件にも大注目の転職エージェントでしょう。
スタートアップ企業からS&P500企業まで、求人の幅が広いのも特徴的です。
   

JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は、ロンドン発祥の日系転職エージェントで、海外にも8カ所の拠点を構えています。
30年以上にわたり約43万件を超える転職支援を行ってきた点を見ると、その確固たる信頼と実績に疑いの余地はありません。
管理職や技術・専門職に特化し、特にベテラン層におけるエグゼクティブ求人を豊富に扱っています。求人の幅は広く、ベンチャー企業や中小企業から大手企業までのハイクラスの求人を網羅しているため、豊富な選択肢の中から選びたい人におすすめでしょう。
一人の担当者が求人者と企業の両方を担当しマッチングする「両面型」サポート体制により、ミスマッチ率が非常に低いことが利用者双方の満足度の高さにも繋がっているようです。
   

ロバートウォルターズ

「ロバートウォルターズ」の最大の特長は、「英語が必要な求人」に特化している点でしょう。世界主要都市に拠点を構え、日本においては、英語を活かせる求人のみ取り扱う外資系転職エージェントです。
日本での活動期間も長く、特に日系グローバル企業や外資系企業からの信頼が厚いことから、年収800万円以上の求人が豊富です。年収1,500万円~2,000万円以上のエグゼクティブ層向け求人も多いため、ハイキャリアで英語が堪能な人にとっては極めて利用価値の高いエージェントといえるでしょう。
   

エンワールドジャパン

「エンワールドジャパン」は、人材業界大手エン・ジャパンのグループ企業で、アジア太平洋地域6カ国に拠点を構えるグローバルな転職エージェントです。
APAC地域における多国籍企業と、グローバルな視点を持つ人材の架け橋となり、「入社後活躍」というミッションを掲げるなど転職者の長期的なキャリアコンサルトを重視していることで定評があります。
国内5,000社以上に1万人以上の紹介実績があり、年収800万円以上の求人数が常時10,000件以上、取引先企業数は約4,500社で、外資・グローバル向けハイクラス転職エージェントとしては国内トップクラスといえるでしょう。
  

経営層に特化するなら

組織のリーダーとして経営責任に携わるポジションを目指している人には、「iX転職」がおすすめです。
   

iX転職

「iX転職」は、事業戦略に関わる希少性の高いハイクラス求人に特化したヘッドハンティング型転職エージェントです。
先に紹介したdodaを運営するパーソルキャリアが、特にハイクラス向けに展開するもので、実際に転職するかどうかに関わらず、登録するだけでもキャリア相談が可能です。
ハイキャリアの人の中には、特殊なキャリアで個人が特定される心配があったり、現職の企業内容を知られたくなかったりする人も多いのではないでしょうか。iX転職では、利用者の登録情報はヘッドハンティングに応じない限り限定的にしか公開されず、特定企業や職業紹介事業者(ヘッドハンティング会社)に対して非公開にすることもできるため、安心して利用しやすい環境が整っています。
優秀なヘッドハンターが多く在籍しているため、相談するだけでも登録する価値があるエージェントです。
 

若手ハイキャリアにおすすめの転職エージェント


ハイクラス転職を成功させる人の傾向として、30代後半~40代が多いことが挙げられます。
ハイクラス転職では、ハイキャリアが求められることが多いため、20代~30代前半の“若手”といわれるビジネスパーソンでは、紹介条件をクリアするキャリアを持つ人が少ないためでしょう。
しかし、最近は就労タイルの変化に伴って、学生起業やスタートアップの成功などで若手といえどもハイキャリアを兼ね備える人も増えてきました。
最後に、これからさらに加速するとみられる若手ハイキャリアの転職市場でおすすめの転職エージェントを紹介します。
【マイナビエージェント】
「マイナビエージェント」は、20代、30代でハイクラス転職を希望する人向けの転職エージェントで、丁寧なサポートが好評です。
若手のハイクラス転職では、いかに実力をアピールできるかどうかがポイントとなるといわれています。そのためには、専門的なサポートは必須でしょう。
大手企業と太いパイプを多く持つマイナビが運営するだけあって、誰もが知っている大手企業や上場企業の求人をメインで紹介しており、主に年収800万円以上のワンランク上の求人を探すことが可能です。
独占の非公開求人が全体の80%を占めているため、若手ハイキャリアではまず登録しておきたいエージェントでしょう。
併せて、幅広いハイクラス求人を抱えるJACリクルートメントやリクルートエージェントなどにも登録しておくと、幅広い選択肢を得ることができるはずです。